癌予防食品①癌に人参ジュース?人参ジュースの効果効能
2017/10/07
目次
癌に効果があるといわれている人参ジュース。
先日お亡くなりになった小林麻央さんも人参ジュースでがんを克服しようとされておりました。
しかし亡くなられたので、世間は「人参ジュースなんか癌には効かない。根拠なんてないぞ。」と批判的かもしれません。
そうではないでしょう。
実際にアメリカでは何千人も人参ジュースによって癌を克服した人もいるのですから。食事療法はとても大切です。
アン・キャメロン氏は大腸がんを人参ジュースで克服
アンキャメロンが癌を人参ジュースで治そうとしたわけ
アン・キャメロン氏はアメリカの児童書の作家ですが、彼女が大腸がんであると診断されたときすでに第3ステージでした。彼女は夫を肺癌でなくしており、化学療法の辛さをよく知っていました。そのため、2012年、彼女が大腸がんであると診断されたとき、彼女は化学療法を拒否しました。
その半年後彼女の癌は肺に転移し第4ステージとなってしまいました。第4ステージとは、肺のほか、肝臓、脳、骨、副腎など臓器への転移がある場合を言います。末期がんを指す場合もあります。
そんな時、彼女は皮膚がんの男性が毎日人参ジュースを飲み、癌を治したという話を聞きました。彼女は早速人参ジュースを飲み始めたのです。
癌が消える!?人参ジュースの効果
皮膚がんの男性が毎日2.5㎏もの人参ジュースを飲んだと聞くと、アンキャメロンは普段通りの食事をしながら毎日2㎏の人参を1ℓの人参ジュースにして飲み続けました。
飲み始めて8週間後、彼女の腫瘍は小さくなりはじめ、半年たっても転移が見られなくなったのです。
そして8か月後には癌が完治したということです。
りんこ人参ジュースが癌に効果!星野式ゲルソン療法
ゲルソン療法は自然治癒力を高める食事療法
人参ジュースで癌が消えたという話を聞くとゲルソン療法を思い出します。
日本ではあまり知られていませんが欧米では何千人もの人がこのゲルソン療法で癌を克服しています。
かのシュバイツァーがゲルソンを天才と絶賛したほどの名医師です。
ゲルソン療法とはドイツのゲルソン医師が開発した治療法で、癌を全身の栄養障害、代謝障害ととらえ、大量の生野菜ジュースや塩抜きの食事を中心に治療していく食事療法です。ゲルソン療法は自然治癒力を高める療法。
しかし単なる民間療法などではなく彼の医師としての知識や臨床経験に基づいた科学的な食事療法です。(未だに解明されていない部分もあります。)しかし「ガンと闘う医師のゲルソン療法」の著者である星野仁彦(福島県立医大)も、この両方で自分の癌を克服しています。
ゲルソン療法の原則は一日に2600~3200キロカロリーの栄養を摂取します。毎日約10㎏の野菜を消費し、そのうち8.5㎏は生食で大半はジュース。人参やレモン、りんご、季節の青菜などの野菜ジュースを一日4回~13回ほど飲まなくてはなりません。
残りの1.5~2㎏は加熱食となります。とても大変ですね。
そこで星野仁彦医師はアレンジをして「星野式ゲルソン療法」を考えました。
・無塩食を。塩分制限は重要。
・油脂類の制限(摂ってよい油はαリノレン酸、アマニ油、シソ油、えごま油)
・動物性たんぱく質から大豆たんぱくにかえる。
・人参ジュース、多種類の野菜ジュースを大量に摂る。(有機栽培や無農薬の生の野菜や果物のジュースを毎日3杯ほど)
・アルコール、カフェイン、たばこ、精製された佐藤、人工添加物などの禁止
・イモ類、未精製の穀物(玄米、胚芽米、全粒粉)、豆類、新鮮な野菜や果物、ナッツ類、海藻類気のころ類中心の食事
(ゲルソン療法について本格的に知りたい方はこちらをどうぞ。→GERSON Life)
ゲルソン療法も星野式ゲルソン療法も、ともに人参のジュースをすすめています。
癌に効果的な人参ジュースの量や作り方
どうして人参ジュースなのか?それは一度に大量の野菜を摂取することは難しく、やはり大量に摂取するならジュースという形にした方が良いからだそうです。
では人参のジュースはどのように作るのでしょうか?
人参を皮ごとミキサーやジューサーにかけるだけ。
人参ジュースは作ったらすぐに飲むこと。人参の中に入っている酵素は時間の経過とともになくなってしまうからだそうです。
酵素を失わないようにするには低速ジューサーが良いそうです。
癌に効くの人参ジュースの栄養は?カロテンやビタミンなの?
食事からの複数のカロテノイドは癌の予防効果があるといわれています。
人参にはカロテノイドであるカロテン類がずば抜けて多いそうです。カロテンには抗酸化作用があり活性酸素を除去してくれるそうです。
さらにカロテンはビタミンAに変わり免疫力をアップさせてくれます。
また、にんじんは根菜類で体を温める作用があり、NK細胞が癌細胞を退治してくれるといいます。
人参ジュースにはカリウムが多く含まれており体内のナトリウムを減少させてくれるのだそうです。
癌だけ?人参ジュースの効果効能!最重要は腸内環境に良い
癌の闘病ブログなどで人参ジュースの摂取はよく出てきます。
その中で多いのがりんごと人参のジュース。更にレモンなども少し入っているものが多いようですね。
これは腸にとても良いのです。
人参はビフィズス菌因子が含まれていて腸内のビフィズス菌を増やしてくれます。
りんごはオリゴ糖を含んでいます。そして、人参にはビタミンCを壊す成分が含まれているので、レモンを入れるとビタミンCを壊す働きが消えるそうです。
まとめ
作家アン・キャメロンは大腸がんを人参ジュースを大量に飲むことによって克服することができた。
それはゲルソン療法を行っていた男性が人参ジュースを毎日2.5㎏も飲んで癌を完治させたと聞いたからである。彼女も毎日2㎏、ジュースにして1ℓの人参ジュースを摂取した結果8か月後には癌が完治した。
ゲルソン療法とは自然治癒力を高める食事療法で、毎日大量の人参ジュースや生野菜のジュースを摂取するというもの。
日本ではゲルソン療法をアレンジした星野式ゲルソン療法がある。星野仁彦医師も自ら癌を患いゲルソン療法によって完治した人物である。
癌に効果的なニンジンジュースは低速ジューサーが、酵素を壊さずに摂取できるためおすすめである。
人参ジュースが癌に効果的である理由はカロテンやビタミンAやカリウムがたくさん含まれているからである。
また、人参は大腸に棲息する善玉菌であるビフィズス菌を増やす働きがあり腸にとっても良い食品である。
しかし、同じ食材をとっても同じ効果が期待できるわけではないということは覚えておいてくださいね。良いといわれている食材も腸に運ばれたあと体内でどのように活用されるかで私たちの健康が決まってきます。つまり腸が私たちの健康を決めるのです。健康な腸が自然治癒力を高めてくれるのです。