ごあいさつ

  こんにちは。 ようこそお越しいただきました。 漫画の記事はネタバレを含む感想や今後の考察です。

少年・青年漫画

鬼滅の刃97話ネタバレあらすじと感想~梅と妓夫太郎

負けて消えていく者たちの過去を振り返る時、彼らの背負う歴史の重さを感じずにはいられない、この「鬼滅の刃」という物語は。
たとえ極悪非道な鬼であろうとも、
立派に「柱」として生き抜いた勇者と同じように心を打たれる何かがあるとしたら
花をたむけずにはいられない。

百合の群生

スポンサーリンク

百合一輪

生活に困窮していたり

戦で明日をもしれぬ命だったりする時、家族の絆というものはギュッと強くなる。

妓夫太郎にはいたわりあったり、慰め合ったりする相手は誰もいない。
いや、
妓夫太郎は強かったから誰かに頼ることもなかった
そして
妓夫太郎は醜かったから誰かが言い寄ることもなかった

孤独な生き方をしてきた妓夫太郎は自分の「妹」のことを振り返る。

妓夫太郎は自分の妹・梅(堕姫)のことをこう話す。

「梅は染まりやすい素直な性格だ。」

と。

自分(妓夫太郎)に育てられさえしなかったなら、多くの人に愛された可愛らしい娘であっただろうと。

確かにそうだったかもしれない。

でも

それがなんだというの?

百合1

妓夫太郎は死に際に梅(堕姫)に連れなくする。

ついてくるんじゃねぇ。

梅には来世では自分と関わりのない人生を歩ませたくて。

お前とはもう兄妹でも何でもない

自分といると不幸になると思い、妓夫太郎は梅を突き放す。
妓夫太郎の妹を思うがゆえの言葉だった。

自分を忘れ、どこか知らないところで生まれ変わってくれたなら梅はきっと幸せになれる

妓夫太郎には「寂しい」とか「悲しい」とかそういった感傷的な気持ちはない。
ひたすら妹に幸せになってほしかったのだ。

梅は…‥・
梅は兄の妹を思う気持ちなど察することは出来ない。
「おいていかれる」
という気持ちから妓夫太郎に追いすがってきた。
捨てられまいと必死だった。

謝らなくちゃ!

梅は許してもらうことに必死だった。
妓夫太郎が先ほどのことで怒っていると思ったのだ。

「お兄ちゃんのこと醜いなんて思ってないよォ!!」

当然だ、どこの家族に容姿で疎ましく思う者がいようか?
一生懸命に言い訳をして許してもらおうとする梅。


ごめんなさい
ごめんなさい

兄弟ってこうありたいな、と思う。
牢獄でも 地獄でも
どこまでも どこまでも一緒にいたいと思う

男なら女が
女なら男が
自分が求める伴侶が現れる前なら兄弟の絆は強い。

幼く美しい絆。
幼い兄と妹はいつまでもお互いをもとめ合う
私は
それだけで二人の来世が幸せであってほしいと思う。

幸せ?
それは主観的なものであることは間違いない。
梅にとっては「妓夫太郎が幸せであること」
妓夫太郎にとっては「梅が幸せであること」

どのような来世であろうと二人が一緒にいることができると良い。と願わずにはいられない。

百合一輪

自分を捨てようとする母親に必死にしがみつくように妓夫太郎の首を抱きかかえる梅。

良かったね、妓夫太郎の妹で。
二人なら何も怖くない。

世間から嫌われたって疎ましがられたって
誰にも助けてもらえなくたって
お兄ちゃんがいい!

梅の気持ちが伝わったのか
妓夫太郎は梅を背負い闇の中に消えた

この「鬼滅の刃」本当にいろんなことを踏まえた上で人物設定をしていると思います。
今回の妓夫太郎と堕姫。
とくに堕姫

どきりとする会話があります。

「泣いてたってしょうがねぇからなああ。
おめぇは本当に頭がたりねぇなぁ。」

頸を斬られて、顔にやけどを負った堕姫。

幼い子供のように泣きじゃくる堕姫の顔を優しく撫でる妓夫太郎。

「大事にしろ、顔はなあ。せっかく可愛い顔に生まれたんだからなあ。」

染まりやすい素直な性格の梅。
無垢な心を持ったはずの妹だった。

そんな妹を大切にしてきた妓夫太郎の優しさを感じます。

梅には妓夫太郎の考えはわからないけれど
妓夫太郎の優しさは感じていると思います。

前号で丸焦げになった梅を抱きかかえて町をさまよっていた妓夫太郎。

妹が助かるとなれば悪魔とだって契約をしたはずです

自分(妓夫太郎)に育てられさえしなかったなら、多くの人に愛された可愛らしい娘であっただろう、妓夫太郎はそう思ったのだけれど・・・・

実は

梅さえいなければ妓夫太郎だって鬼にならずにすんだかもしれないのです。

百合花束

でも二人はそれを望みませんでした。
それだけのことです。

吾峠呼世晴先生に敬礼!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

-少年・青年漫画

error: Content is protected !!